公開プロジェクトとモデルカード
組織プロフィールを公開し、ファインチューニングしたプロジェクトをモデルカードとして共有。アダプターは誰でもブラウザから無料で試せます。
デフォルトでは arkor.ai/<org> 配下はすべて非公開です。セッションを持たない訪問者には 404 が返り、組織の存在自体も外部からは分かりません。公開設定はこれを組織単位・プロジェクト単位で切り替えます。同じ URL が、メンバーにはプライベートなダッシュボードを、それ以外の訪問者には公開ページを表示します。公開用のサイトを別に用意する必要はなく、いま手元にあるプロジェクトをそのまま公開できます。


訪問者に見えるページ
公開されるのは次の 2 ページだけです。
arkor.ai/<org>は組織プロフィールです。プロフィールヘッダー(アバター・自己紹介・会社・所在地・リンク)、利用開始月、公開プロジェクトの一覧が並びます。非公開プロジェクトは一覧に現れません。arkor.ai/<org>/<project>はプロジェクトのモデルカードページです。メインカラムに Markdown の説明文、About パネル(組織・ベースモデル・アダプター種別・ジョブ数・最終更新)、無料デモチャット、そして機密情報を除いた学習ジョブの一覧が表示されます。


それ以外はすべてメンバー専用です。ジョブ、エンドポイント、プレイグラウンド、使用量、設定への匿名アクセスには 404 が返ります。カード上のジョブ一覧に載るのはジョブ名・ステータス・ベースモデル・日付のみで、データセットのソースや URL、ハイパーパラメーター、プロバイダー情報、アーティファクトのダウンロードリンクが公開されることはありません。
組織を公開する
設定で Public profile を有効にすると、arkor.ai/<org> が誰でも閲覧可能になり、組織の公開プロジェクトが一覧表示されます。
有効化した時点で、次の 2 つが確定します。
- 公開は取り消せません。 一度公開したプロフィールを非公開に戻すことはできません。公開された時点で URL はインデックス・リンク・キャッシュされている可能性があり、「戻せたように見えるだけ」のスイッチを Arkor は提供しない方針です。
- 組織の URL スラッグは変更できなくなります。 スラッグは公開 URL そのものです。変更すると、インデックス済みのアドレスが共有プールに戻り、第三者が取得できてしまいます。スラッグは公開前に決めてください。表示名はいつでも変更できます。
一方、個々のプロジェクトはいつでも非公開に戻せます。プロフィールは公開されたまま、そのプロジェクトだけが一覧から消えます。
匿名のトライアル組織(ワンクリック App Server フローで作成されたもの)はプロフィールを公開できません。
プロジェクトを公開する
設定の各プロジェクト行にある Public page セクションで、次の 3 つを管理します。プロジェクトの公開ページが表示されるのは、組織プロフィールとプロジェクトの両方が公開のときだけです。


- Visibility は
Private(デフォルト)またはPublicです。いつでも切り替えられます。 - モデルカードは、公開ページのメインカラムに表示される Markdown の説明文です(詳細は次のセクション)。
- ショーケース LoRA には、完了した学習ジョブを 1 つ指定できます。公開ページで Featured バッジ付きで表示され、デモチャットの初期選択になります。Final LoRA アダプターを持つ完了ジョブだけが指定でき、未指定の場合は最新のデモ可能なジョブがデフォルトになります。
Save の隣の View public page リンクで、訪問者に見えるページをそのまま確認できます(プレビュー参照)。
モデルカードの書き方
カードは GFM 拡張つきの標準的な Markdown です。見出し・リスト・テーブル・コードブロック・引用・リンクがそのまま使えます。オーナーが書いた内容を匿名の訪問者に安全に配信するため、いくつかのルールがあります。
- 生の HTML は実行されません。
<script>などのタグはテキストとしてそのまま表示されます。 - 画像は外部ホストの
https://URL だけが表示されます。http://の画像や、Arkor 自身のドメインを指す画像は描画されず、代替テキストが表示されます。画像は訪問者のブラウザが直接取得するので、安定したホストに置いてください。 - 外部サイトへのリンクは新しいタブで開き、
rel="nofollow"が付きます。相対リンクやアプリ内へ向かうリンクはテキストとして表示されます。 - カードの上限は 65,536 文字です。フィールドを空にするとカードは削除され、ページには構造化されたメタデータだけが表示されます。
無料デモチャット
訪問者は、アカウントなしでカード上のデモからファインチューニング済みアダプターとチャットできます。GPU 時間は Arkor が負担し、あなたの組織のレート制限に計上されることはありません。
デモの挙動は次のとおりです。
- デモの対象は完了ジョブの Final LoRA アダプターだけで、チェックポイントはデモできません。デモ可能なジョブが複数あれば訪問者が切り替えられ、ショーケースのジョブが初期選択になります。
- リクエストには上限があります。1 会話あたり 40 メッセージ、応答は 1,024 トークン、会話全体のテキストは 64,000 文字までです。
- トラフィックは訪問者単位とプロジェクト単位の両方で(分単位・日単位の枠で)レート制限されます。カードが人気になっても、リソースを無制限に消費するのではなく緩やかに制限がかかる設計です。上限に達した訪問者には、時間をおいて再試行するよう促す表示とサインアップへの案内が出ます。
- デモの会話は保存されません。 プロンプトも応答も、どこにも永続化されません。
- デモのリクエストは現在、プロジェクトの使用量の合計に通常のトラフィックと合算して表示されます(内部的には専用のソースとして記録されており、デモ分を分けて表示するビューを追加予定です)。使用量の内訳に現れる訪問者識別子は組織ごとの仮名で、別々の組織が同じ訪問者を突き合わせることはできません。
訪問者としてプレビューする
組織またはプロジェクトの URL に ?view=public を付けるか、設定の View public page / View public profile リンクを使うと、ログインしたまま匿名の訪問者とまったく同じ表示を確認できます。プレビュー内のリンクはプレビューを維持し、離れれば通常のダッシュボードに戻ります。まだ非公開のプロジェクトでは訪問者向けの 404 が表示されますが、それ自体が「いま世界からどう見えているか」の答えです。
公開範囲とインデックス
| 対象 | 匿名の訪問者への応答 |
|---|---|
/<org>、/<org>/<project>(両方公開済み) | 公開ページ。検索エンジンにインデックスされます |
| 同じ URL(未公開) | 404 |
| 存在しない組織・プロジェクト | 同じ 404 |
| ジョブ、エンドポイント、プレイグラウンド、使用量、設定 | 404 |
非公開のリソースと存在しないリソースには同一の 404 が返るため、URL を探っても何が存在するかは分かりません。公開ページに noindex は付かず、クロール可能です。公開したカードの内容は、検索エンジンやアーカイブを含め、世界中から読めるものとして扱ってください。
